こうしのブログ

発達障害(ASD & ADHD)、双極性障害Ⅱ型などの当事者

精神科の薬と双極性障害の話

2020年、明けましておめでとうございます。
こうしです。

前回のブログ更新は一昨年の2018年11月22日(!!)なので、
去年の2019年は一度もブログ更新をしなかったことになります。
このブログを開設したのは2017年。
もう3年も経つんですね。
しかしほとんど投稿していない(笑)
こんなマイペースな更新ですが、
よろしくお願いいたします。

 

僕は、発達障害(ASDADHDの併発)と双極性障害Ⅱ型などにより、2014年から精神科に通院しており、この双極性障害の治療のために気分安定薬を服用しています。

今回は、双極性障害の一当事者として、
双極性障害を疑っている人や
双極性障害と診断を受けて、精神科の薬の服用を始めてからまだ日の浅い人などに向けて、
『精神科の薬と双極性障害の話』
をしようと思います。

 

まず、『双極性障害』とは何か?

双極性障害は、精神疾患の中でも気分障害と分類されている疾患のひとつです。 うつ状態だけが起こる病気を「うつ病」といいますが、このうつ病とほとんど同じうつ状態に加え、うつ状態とは対極の躁状態も現れ、これらをくりかえす、慢性の病気です。』

引用:https://www.mhlw.go.jp › speciality
双極性障害躁うつ病)|疾患の詳細|専門的な情報|メンタルヘルス厚生労働省

…つまり簡単に言うと、
気分が落ち込む『うつ状態』と、『躁状態』と呼ばれる、気分が高揚する状態を繰り返す精神疾患のことです。

 

気分の落ち込みが主な症状であるうつ病の治療には主に抗うつ薬が用いられますが、
この双極性障害に対しては主に気分安定薬が用いられます。

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まず、全ての精神疾患に共通して言えることなのですが、
医師から処方された薬は、医師の処方通りに飲みましょう。
よく、自己判断での減薬・断薬をしてしまう人の話を耳にするのですが、これらは好ましいことではありません。
その理由を、双極性障害である僕の実体験を元にお話しします。

 

精神科の薬の効果の表れ方は人それぞれではあると思いますが、
精神科の薬を飲み始めたばかりの頃は、
『これ、本当に効いてるのか??』と、
薬の効果に疑問を抱く人が多いようです。
薬が効いていないのではないかと思うだけではなく、
薬が身体に合わず、副作用が出てしまうといったこともしばしば。
そんな僕も、薬の効果に疑問を抱いていた一人でした。

2016年に双極性障害と診断されて薬の処方が始まりましたが、当時は薬が効いている実感が持てず、飲み忘れることも多く、処方通りに服用できていませんでした。
そんな中、激しい躁状態になり、
『病気が治った!』と勘違いをしてしまい、
勝手に服薬を中止し、終いには一時期、通院まで止めてしまいました。

そしてしばらくして、重いうつ状態に入りました。

これは、医師の処方通りに薬を服用していなかったことで、躁とうつの振れ幅が大きくなってしまったのだと思っています。

それ以降も、双極性障害の症状で精神科入院の経験をしましたが、処方された薬は処方通りにしっかり服用するようにしました。
その結果、今は激しい躁状態や重いうつ状態が来ることはほとんど無くなり、躁状態でも激しく高揚はせず、『調子が良いと感じる程度』に収まるようになりました。

 

この経験により僕は、精神科の薬を処方通りに服用し続けることの大切さを実感しています。

双極性障害はとてもつらいですし、
早く薬が効いてほしいと思ってしまいますが、

薬の服用を続けて数ヶ月、数年単位で振り返ったら、
『あのときよりは少しは良くなったかな?躁うつの波をコントロールできるようになってきたかな?』
と感じられるときが、僕は来ました。

この病気は気分が落ちたり上がったり、
コントロールも難しくてつらいですが、
いつか良くなると信じて、
この病気とうまく付き合っていきましょう!

 

雑な文章ですみません。
双極性障害の一当事者として、
ほんの少しでも誰かのお役に立てる発信ができたらいいなと思い、
このブログを書いた次第です。

そしてここに書いた内容はあくまで、
一当事者である僕の経験に基づく個人的な見解に過ぎませんので、参考程度にお読みください。
そして、医師の処方通りに薬を服薬することを推奨した内容ですが、
薬が身体に合わずに副作用が出てしまうこともありますし、
その場合は服用を続けることは逆効果になってしまうので、必ず担当の医師に相談してくださいね。

 

それでは、また次回のブログもよろしくお願いいたします!